戦略企画部
イノベーション推進本部の中期戦略の策定と新テーマ立案、新事業の創出や、各プロジェクトの企画及び管理を行います。
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Our Activity
イノベーション推進本部の中期戦略の策定と新テーマ立案、新事業の創出や、各プロジェクトの企画及び管理を行います。
戦略企画部は、イノベーション推進本部が経営理念やパーパスの実現に貢献できるよう、各部門と協力しながら各プロジェクトを統括しつつ、将来の事業の柱となる新たな価値創出テーマの事業化を目指す取り組みを進めています。
新規事業を探索・立案する「調査探索チーム」と、事業化に向けた取り組みを進める「インキュベーション推進室」を中心に、事業の卵を育てています。
新規事業の立案を目指して、調査探索チームでは日々社会のトレンドにアンテナを張り、情報収集・調査・初期検討を進め、議論を重ねています。
例えば、豊富な森林資源や紙パルプ産業のインフラ・素材などを活かした新テーマ探索、2050年のカーボンニュートラル社会に向けた事業検討、DX対応などを行っています。
気になる情報は即時共有し、アイディアが浮かべばその場でフリースペースに集まりミーティングが始まります。若手からベテランまで様々なバックグラウンドや属性のメンバーで議論を交わすことが、新たな価値の創造につながります。
新しい事業は外部との連携で生まれることがほとんどです。国内外の企業や研究機関などと数多くコンタクトし、将来的な事業の種まきを様々な方々と一緒に行っています。
事業化に向けた取り組みを主とした「インキュベーション推進室」では、微細構造技術を活用したサイズ数百nm~数μmの表面微細構造を作製する独自技術「ナノドットアレイ」の研究を進めています。
ナノドットアレイ技術のアプリケーションのひとつとして、生命科学・医療分野に向けた細胞培養基材「CellArray™(セラレイ)」を開発し、2022年に上市しました。平坦部と突起部を交互に配置したストライプ状の微細構造体を持つこの基材により、心筋細胞が配向した状態で培養され、生体内に近い生理活性を有するため、薬剤安全性試験や再生医療等に利用できる可能性があります。
=>CellArrayサイト
王子グループが長年培ってきた林木育種技術を活用し、2013年に漢方薬や化粧品、食品などの原料となる薬用植物カンゾウの栽培研究を開始しました。
北海道でのカンゾウの大規模栽培に成功し、2021年に王子薬用植物研究所株式会社の設立に至りました。国内で消費されているカンゾウの大半は輸入に頼っていますが、国内大規模栽培により安全・安心と高いトレーサビリティを持つ「国産カンゾウ」が供給可能となります。
現在は、カンゾウを活用し、味や香りに特徴を持つカンゾウ入りハーブティーやカンゾウエキス入りトマトジュースなど、さまざまな商品提案を進めています。
=>王子薬用植物研究所サイト
PFAS は環境に影響を及ぼす成分として、欧米で規制強化が予定されています。多くの半導体で使われているPFAS に対し、半導体業界もPFASフリーへ動き始めています。当社のレジストはバイオマスを原料とし、PFASフリー対応であり、環境に配慮したものです。基本性能は確認済みであり、半導体デバイスメーカー向けに最適化を進めています。
調査探索チームに所属しています。王子が所有する社有林などの資源から、5年後、10年後に王子グループの収益の柱となるような事業を調査・探索し、ポテンシャルの高いテーマについては、基礎検討~実証試験~社会実装までのスキーム案を策定、王子グループの各部署連携のもと事業化を目指して業務に取り組んでいます。
ポテンシャルの高いテーマは、国内だけでなく海外にも多くあります。この週は、国内出張ならびに海外とのオンラインでの会議や翌週の海外出張の準備など出張メモの作成、海外とのオンライン会議の事前準備、レビュー(関係者での共有)、海外出張準備などに多くの時間を割きました。ビジネススキーム案の作成には、出張、会議前の事前準備と事後のフォローが重要だと実感した1週間でもありました。
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